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毎日の忙しい生活の中で、時間の使い方に悩むことありません?特に30代後半から50代にかけてのミドル世代は、仕事や家庭の責任が重くのしかかり、メンタルがすり減ることもしばしば。なんならメンタルを買い足したいと思うこともしばしば。。
私も、そんなときに?そんなときかは忘れましたが、オリバー・バークマンの『限りある時間の使い方』に出会いました。それまで読書なんて一切しない私がなぜか手に取ったんです。今思っても自分の中では革命でした。この本を読んですごく楽になりましたし、今でも影響を強く受けてます。残りの人生に大きなヒントを与えてくれることは間違いないです。
この記事では私の感想含め、著者の考え方、毎日をもっと有意義に、ストレスフリーに過ごすための実践的な時間管理術をお伝えします。
オリバー・バークマンとは?
オリバー・バークマンは、イギリスの著名なジャーナリストであり作家です。彼は心理学や哲学を通じて、我々の日常生活における問題解決の方法を探求しています。特に『限りある時間の使い方』では、忙しい現代人がどのようにして限られた時間を最大限に活用するかについて深く考察しています。
バークマンは、長年ガーディアン紙にコラムを寄稿し、その独自の視点とユーモアを交えた文章で多くの読者に支持されています。彼の著書は、時間管理や自己啓発に興味のある人にとっては必読です!
『限りある時間の使い方』の基本的な考え方
『限りある時間の使い方』の中心テーマは、「有限な時間をいかに有効に使うか」ということです。バークマンは、以下のようなポイントを提唱しています。
時間は有限である : 誰しもが一日24時間しか持っていないという現実を受け入れることが大切。この限られた時間をどう使うかが、人生の質を左右する。
優先順位の明確化 : 重要なことに集中し、それ以外のことは思い切って手放す勇気を持つことが必要。すべてを完璧にこなそうとするのではなく、本当に価値のあることにエネルギーを注ぐ。
計画よりも行動 : 完璧な計画を立てるよりも、実際に行動に移すことの方が重要。計画に固執しすぎると、行動が遅れてしまうことが多い。
休息の重要性 : 生産性を高めるためには、適切な休息とリフレッシュが必要。疲れた状態では効率が落ちるため、定期的に休息を取り入れることが大切。
実践的な時間管理術
オリバー・バークマンの考え方を基に、忙しいミドル世代が実践できる具体的な時間管理術を紹介します。
⚫︎ タスクの優先順位をつける
毎朝、今日やるべき最も重要な3つのタスクをリストアップしましょう。多くの人は、タスクをすべて完了させることにフォーカスしがちですが、重要なことは最も価値のあるタスクを完了させることです。これにより、日々の達成感が増し、ストレスも軽減されます。
ですが、毎日家庭でも仕事でもやるべきことが山盛りの我々労働者にとって、3つに絞るというのはなかなか難しい選択です。今日やるべきすべてのタスクを同じ質で完了させるというよりも、上位3つの質を優先させるという解釈で私は取り組んでます。
⚫︎ 時間ブロックを活用する
仕事や家族との時間をあらかじめスケジュールに組み込み、それぞれに専念できるようにしましょう。例えば、日本ですと定時だとして9:00〜17:00までは仕事の方が多いでしょう。残業が〜19:00、仕事が溜まってるので8:00に出社。こんなこともよくあるんだと思います。
残業や早朝出社まで言い出すとキリがないので割愛しますが、朝少し早く起きて出社までは自分の時間、17:00以降帰宅してからは家族との時間と、時間をブロックごとに分けることで、効率的に過ごすことができます。仕事がどうなるかわからないからというよりも、あらかじめ家族や自分の時間をスケジュールに組み込む、こいうことで時間を管理できてる感覚になり、日々の充実感が増してきます。
⚫︎「ノー」と言う勇気を持つ
不必要な会議や雑務を減らし、自分の時間を守ることが大切です。私含め労働者として働いている方が圧倒的に多い日本で (日本だけではないと思いますが) 会議や雑務を減らせる権限なんてないに等しいんですが、自分の人生において自分の時間を守る権利はあります。これはただのわがままとは違います。多くの人は、他人の期待に応えようとして、自分の時間を犠牲にしがちです。
「ノー」と言う勇気を持つことで、本当に重要なことに気づき、集中することができます。
⚫︎ 短い休憩を取り入れる
集中力を維持するために、ポモドーロ・テクニック(25分の作業と5分の休憩を繰り返す方法)を試してみてください。この方法を活用することで、作業効率が向上し、疲労感も軽減されます。実際私もポモドーロを活用することが多々ありますが、うまく集中力を継続できる方法だと思います。オススメです。
⚫︎ デジタルデトックスを試みる
現代社会では、スマートフォンやコンピューターなどのデジタルデバイスが日常生活に深く入り込んでいます。
これらのデバイスは集中力を奪い、時間を浪費する原因にもなります。まさに時間泥棒。週末や夜間だけでもデジタルデバイスから離れる時間を強制的に作るのがいいです。気づいたらスマホを見ている、気づいたらインスタを見ている。もう病気なんです。
今の世の中スマホやパソコンは仕事でも多用しますので完全に切り離すことは不可能です。ですので、先ほどの時間ブロックを活用してスマホから離れる時間をスケジューリングしましょう。この病気を治すには強制的に離れる時間を作る必要があります。なぜ離れる時間を作らなければならないのか?
家族みんなでリビングでにいるのに各々スマホ。せっかくみんなで集まってるのに個人プレー。悲しい光景ですよね。早い子だと保育園生からスマホを触り始める時代です。否が応でも大人になってくると個人プレーになるので、みんながいるなら家族との時間を大切にしようよ。と思います。
実際私家族もそうでしたから。これはすごく気付かされました。人生約半分生きてみて、家族みんなでいる時間って圧倒的に少ないんです。もう少し増やす工夫は必要です。それによって誰にとっても幸福感は増すはずです。
⚫︎ リフレクションとフィードバック
定期的に自分の時間管理方法を見直し、改善点を見つけることが重要です。毎週末に一週間の活動を振り返り、何がうまくいったのか、どこに改善の余地があるのかを考えましょう。このリフレクションとフィードバックのプロセスを通じて、より効率的な時間管理が実現できます。
まとめと個人的な感想
オリバー・バークマンの『限りある時間の使い方』は、忙しい私たちミドル世代にとってとても参考になる一冊です。時間管理のコツを学び、実践することで、仕事と家庭のバランスを取りながら、自分自身の時間も大切にできるようになります。私自身、この本を読んでから、毎日の生活がより充実し、ストレスが少なくなったと感じています。
例えば、タスクの優先順位をつける方法を取り入れたことで、毎日の仕事の業務がスムーズに進むようになりました。優先順位があきらかに低いタスクにおいては、良い意味で “諦める” という選択をできるようになったことが私としては大きな収穫でした。また、時間ブロックを活用することで、家族との時間も確保できるようになり、家庭内のコミュニケーションが増えました。
「ノー」と言う勇気を持つことも実際は難しいんですが、こちら側から別の角度の提案をすることで同じような効果を作れてきてる実感はあります。上司に「ノー」と言ったり、提案するって最初はなかなか難しいんですが、自分の時間を守るうえでは必須のテクニック?ですし、部下を守るうえでも、大きく言えば会社にとっても良い効果は絶対にあります。
自分の時間を守ることの大切さは、自分だけのものではないんです。あなたの自由な時間は家族にとっても大切なものなのです。
このように、バークマンの教えは実践的であり、すぐに取り入れられるものばかりです。時間を有効に使い、より豊かな人生を楽しむために、ぜひ『限りある時間の使い方』を手に取ってみてください。忙しい日々の中でも、きっと新たな気づきとインスピレーションを得られるはずです。
これから読もうとする方にはネタバレになってしまいそうですが、私に深く刺さった部分、深く刺さったというか、まさに!と笑えてきた部分をひとつだけ紹介します。
生産性とは、罠なのだ。
効率を上げれば上げるほど、ますます忙しくなる。タスクをすばやく片づければ片づけるほど、ますます多くのタスクが積み上がる。
限りある時間の使い方 | オリバー・バークマン
ホントだね。ほんとだよ、これは。
自分の時間を作ろうと一生懸命仕事を終わらせたのに、なぜか時間がない。時間が余ってる感じがまったくしない。
この文を読んだときにホントに笑えてきました。やっぱり世の中そういうものかと。こんな経験してる方メチャクチャ多いはずです。
とても有名な本なのですでに読まれた方も多いとは思いますが、私的にはこれからのおじさん達の人生を左右するような本だと思うので、まだの方は是非朝活にでも採用してみて下さい。
『イケおじ』的視点が養われることでしょう!